初回96打、5回目以降の平均87打。東ノ宮カントリークラブでの私のスコアだ。この間、腕前が急に上がったわけではない。同じコースを繰り返し回った——違いはそれだけである。
280ラウンドの記録を並べると、この現象は東ノ宮に限らない。茨城・千葉を中心に10回以上通っているコースがいくつかあるが、同じコースの2回目以降は、ほぼ例外なくスコアが改善しているのだ。
複数回ラウンドしたコースのスコア推移
代表的なコースの初回と2〜3回目以降のスコアを比較した。
| コース | 初回スコア | 2〜3回目平均 | 5回目以降平均 | 改善幅 |
|---|---|---|---|---|
| 東ノ宮カントリークラブ | 96打 | 91打 | 87打 | -9打 |
| 美浦ゴルフ倶楽部 | 97打 | 93打 | 88打 | -9打 |
| スプリングフィルズGC | 94打 | 90打 | 87打 | -7打 |
| 富士カントリー笠間倶楽部 | 96打 | 91打 | 89打 | -7打 |
| 小見川東急ゴルフクラブ | 93打 | 88打 | 84打 | -9打 |
どのコースも7〜9打の改善。初回と5回目以降では、別人のような数字が並ぶ。
「コース知識」がスコアに影響する理由
1. トラブルゾーンを知っている
初見コースで最も多いのが「知らないバンカーに入る」「OBゾーンを把握していなかった」というミスだ。2回目以降は「7番ホールの右サイドはOB」「4番のグリーン奥は急な傾斜」という知識を持ってプレーできる。
2022年2月6日の東ノ宮CC初ラウンド(96打)では、さつきコースの1番と5番でそれぞれ+2という崩れが出た。その後6回以上回ったことで「さつき1番は左サイドに打つべき、5番は短く刻む」という定石が身についた。
2. グリーンの速さと傾斜を知っている
グリーンの速さはコースによって大きく異なる。初見では必ず「速さのキャリブレーション」に数ホールかかる。リピートコースでは1番グリーンから「このコースは速め、左から右へのフックライン多め」という情報を持ってプレーできる。
3. ティーショットの落とし所が明確
「ここから狙えば次打が楽」という理想の落とし所は、コースを歩いた経験からしか得られない。コースガイドの攻略法より、自分のショット力に合わせた「自分だけの落とし所」のほうがずっと価値が高い。
コース記録を残すことの重要性
私が280ラウンドでデータを蓄積できているのは、ラウンド後に必ずスコアカードと気づきをメモしているからだ。
記録すべき項目:
- 各ホールのスコアとクラブ選択
- 大叩きしたホールの原因(OB・バンカー・3パットなど)
- 「次回はこう攻める」という作戦メモ
- グリーンの速さの体感
| 記録の有無 | 2回目以降のスコア改善幅(推定) |
|---|---|
| 記録なし | 1〜2打改善 |
| 大叩きホールのメモあり | 3〜4打改善 |
| 全ホールの作戦メモあり | 5〜8打改善 |
「ホームコース」を持つ効果
プロゴルファーが特定のコースで強いのは偶然ではない。ホームコースを持つことは、アマチュアにとっても大きなアドバンテージになる。
私にとっての「ホームコース候補」は茨城エリアのいくつかのコースだ。それらのコースでは、初見コースより平均3〜4打スコアが良い。積み重ねた経験が、クラブ選択の迷いを消し、精神的な安定をもたらす。
2026年4月13日の小見川東急(84打・パット28)は、このコースを複数回経験した蓄積があったから出せたスコアだ。前半OUT38打(+2)という好スタートは、各ホールの「理想の落とし所」を知っているから生まれた。
まとめ
スコアを縮めたいなら、新しいコースより「同じコースの繰り返し」です。
- コース知識がクラブ選択の迷いと不安を消す
- 複数回回ったコースは、初見より平均3〜4打良い
- 記録を残すほど、次回の攻略がラクになる
まずは通いやすい1コースを「ホームコース」に決めてみてください。
締めの一言:新しいコースを開拓するより、同じコースを繰り返すほうがスコアは縮まる。280ラウンドのデータが証明する通り、コース知識は確実に7〜9打分の価値がある。
