3パットが止まらない人へ

3パットの原因は、短いパットを外すこと——私も長年そう信じて、外すたびに自分の度胸のなさを責めていました。

でも280ラウンドのスコアカードを見返すと、違いました。3パットの約7割は、1打目のロングパットの距離が大きくズレたときに起きていたのです。ショートパットの腕前は、ほとんど関係なかった。

直すべきは「入れる技術」ではなく「距離感」。今回は、練習量が少なくても3パットを減らせる、距離感の作り方を共有します。

3パットの正体は「1打目の距離ミス」だった

内訳を数えてみると、こうなりました。

3パットの内訳割合(自分の傾向)
1打目(ロングパット)の距離が大きくズレた約7割
1打目はそこそこ、2打目(1〜1.5m)を外した約2割
読み違い(曲がり)約1割

短いパットの練習より、ロングパットの距離感を作るほうが、3パットは速く減るのです。この表で、私の練習の優先順位は変わりました。

距離感の作り方①|歩測で「振り幅」を決める

距離感を「感覚」で合わせようとすると、その日の調子に左右されます。そこで、歩数と振り幅をひも付けます。

  • カップまで歩いて歩数を数える(例:10歩=約7m)
  • 「5歩は腰幅、10歩は肩幅」のように、自分の振り幅の基準を作る

最初はアバウトで構いません。ラウンドごとに「10歩でこの振り幅だと少し強い」と微調整していくと、数ラウンドで自分の基準ができます。

距離感の作り方②|ファーストパットは「カップ1m手前」狙い

入れにいくと、カップを大きくオーバーして返しが残ります。そこで狙いを変えます。

1打目は「カップの1m手前で止める」イメージで打つ。

こうすると、外しても上り(プロライン)の短いパットが残り、2打目が格段に入りやすくなります。「入れる」のではなく「2パット圏内に置く」。これだけで3パットは大きく減ります。

距離感の作り方③|下りと上りで基準を変える

同じ距離でも、下りと上りでは必要な強さが全く違います。

  • 下り:振り幅をひとつ小さく(転がりすぎるため)
  • 上り:振り幅をひとつ大きく(止まりやすいため)

特に下りのロングパットは、オーバーして3パット・4パットの温床になります。下りは「届かなくてもいい」くらいの気持ちで、置きにいくのが正解です。

まとめ

3パットは「距離感」を作れば、練習量が少なくても減らせます。

  • 3パットの7割は1打目の距離ミスが原因
  • 歩測×振り幅で、感覚に頼らない距離の基準を作る
  • 1打目は「カップ1m手前」狙い、下りは置きにいく

「入れる」より「2パットで上がる」考え方の全体像は パット数を5打減らす3つの判断 に、グリーン周りでパターを使う判断は グリーン周りの選択肢 にまとめています。

3パットを減らす近道は、短いパットの猛練習ではない。ロングパットを「2パット圏内に置く」距離感を作ることだ。

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