上達の近道はスクールだった|2年間・4クール通って気づいたこと、プロを2回変えた本当の理由

独学の限界を感じてゴルフスクールへ。2年間・4クール(1クール10回)を経験したリアルな体験談。ティーチングプロを2回変更した理由も包み隠さず。アプローチ重視の指導が上達を加速させた。

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「なぜ上手くならないのか」——その答えはスクールにあった

コロナ禍に入り、ラウンドの機会が激減した。

外に出られない。コンペもない。それでも打席には立てる——そんな時期に、初めてゴルフスクールの扉を叩いた。「どうせ練習するなら、ちゃんと習おう」。外出制限が背中を押してくれた形だ。

練習場には行く。ラウンドも月1〜2回こなす。YouTubeでスイング動画を見る。本を読む。それでも90台から抜け出せない——そんな10年超の独学期間に終止符を打った決断だった。

結論から言う。スクールに通ったことは、ゴルフ人生における最良の決断のひとつだった。

ただし、それは「なんでもよかった」という話ではない。2年間・4クールの経験の中には、良いことも、正直に言えばむかついたこともあった。その両方を、包み隠さず書いておく。


なぜ独学では上達しないのか

答えは単純だ。自分のスイングが見えないからである。

練習場で何球打っても、自分が「正しいと思っている動き」と「実際にやっている動き」が全然違う——これがゴルフ上達を阻む最大の壁だ。

独学の問題点スクールで解決できること
悪い癖が定着しても気づかないプロが客観的に見て即修正できる
何を直せばいいかわからない優先順位を決めて段階的に改善
効果のない練習を繰り返す課題に直結した練習ドリルを教わる
「なんとなく上手い人の真似」自分の体型・筋力に合ったスイング
モチベーションが続かない定期的なレッスンで強制力が生まれる

練習場での1時間は、打ちっぱなしではなく「課題を持って取り組む1時間」に変わる。これだけでも大きな違いだ。


そのスクールの環境について

通ったスクールには、打席以外にもパター練習エリアとアプローチ練習場が備わっていた。

これが上達に直結した、と今でも思っている。

ドライバーやアイアンの練習は、どこの練習場でも一人でできる。しかし、アプローチとパターは専用の場所がないと練習できない。そしてゴルフのスコアを実際に縮めるのは、ほとんどの場合このふたつだ。

スクールのレッスン内容を振り返ると、半分以上がアプローチの練習だったと思う。

最初は正直「もっとドライバーを教えてほしい」と感じたこともある。しかしラウンドを重ねるうちに、その配分の正しさに気づいた。スコアを5打縮める要素のうち、ドライバーが寄与するのはせいぜい1〜2打だ。残りはほぼ、50ヤード以内のショットとパターで決まる。

プロはそれを知っていて、あえてアプローチ中心の構成にしていた。


2年間・4クールの記録

1クールは10回のレッスンで構成されていた。

第1クール・第2クール|Aプロとの2クール

最初の2クール(計20回)は、同じプロ(Aプロ)に担当してもらった。

とにかく基礎の徹底だった。グリップ、アドレス、テークバック——「ゴルフ歴10年以上なのにそんなことから?」と最初は正直思った。しかしレッスンが始まって3回目で理解した。自分の基礎が完全に崩れていたのだ。

特に衝撃だったのはグリップ。長年「これが普通」だと思っていた握り方が、ボールが右に出続ける根本原因だったと判明した。あの10年間は何だったのか、と少し遠い目になった。

2クール目では課題がアイアンの精度に移った。ミドルアイアン(5〜7番)での方向性と距離感の安定。「ピンを狙って打つ」という意識が初めて芽生えたのもこの頃だ。「グリーンに乗ればいい」から「どのピン位置に対してどこから攻めるか」という考え方に変わった。

**2クール修了時のスコア変化:**平均95打 → 平均89打(約6打改善)

第3クール|Kプロへの変更

3クール目で、初めてティーチングプロを変更した。


プロを変えた本当の理由(1回目)

これが今回最も正直に書きたいことだ。

Aプロは、技術的には良いことを教えてくれていた。スイングの修正ポイントは的確だったし、課題の見つけ方も上手かった。「教え方が下手だった」という話ではない。

問題は別のところにあった。

グループレッスン中に、わたしを「悪い見本」として使われた。

状況をそのまま書く。あるレッスン中、Aプロがたまたまわたしの隣にいた別の生徒に話しかけながら、「ちょっと打ってみてください」とわたしに言った。打った。するとその打球を見ながら、その生徒に向かって「ね、こういうスイングはダメなんですよ」と解説し始めた——わたしが目の前に立っている状態で、である。

1回だけだった。

でも、それが全てだった。

もちろん、ゴルフ指導において「良い例・悪い例」を使うことは理解できる。ただ、本人が目の前にいる状況で、その当人に打たせて「悪い見本」として使うのは、指導者としての礼儀に欠ける。技術の話ではなく、人としての扱いの問題だ。

「あのプロはわかってないな」ではなく、「あなたのやり方はわたしには合いません」——そう判断してKプロに変更した。それだけのことだ。

正直なところ、むかついた。 それが変更の理由のすべてだ。

Kプロとの1クール(第3クール)

Kプロはアプローチの指導が非常に細かかった。50ヤード以内を「距離帯別」に分けて、それぞれのフォームと使うクラブを整理する——という体系的なアプローチを教わった。

スクールのアプローチ練習場が特に活きたのはこのクールだった。毎回レッスンの後、アプローチ場に残って繰り返し打ち込んだ。

**第3クール修了時のスコア変化:**平均89打 → 平均87打(さらに2打改善)

第4クール|Fプロへの変更

4クール目で、再びプロを変えた。


プロを変えた本当の理由(2回目)

今度は「むかついた」わけではない。

Kプロの教え方は悪くなかった。ただ、指導スタイルがわたしには合っていなかったのだと気づいた。

Kプロは「できていないところを指摘する」タイプのプロだった。毎回「ここが違う」「それじゃダメ」という言葉が中心になる。内容は正確なのだが、レッスンが終わるたびに「また修正しなければならないことが増えた」という気持ちになった。

上達しているのか後退しているのかがわからない。それが続いて、ラウンドへのモチベーションにも影響し始めた。

Fプロに変えたのは、「別のプロはどうだろう」という単純な好奇心からだった。

結果は全然違った。


Fプロとの1クール(第4クール)

Fプロの指導は「できているところを伸ばす」アプローチだった。

同じ欠点を指摘するにしても言葉の選び方が丁寧で、「ここは直前より良くなっていますね。次はここを伸ばしましょう」という言い方をする。レッスンが終わるたびに「今日はここが良くなりましたね」という言葉があった。

技術的なアドバイスの内容は前のプロと大きく変わらなかったかもしれない。でも、同じことを言われても「またダメだったか」と感じるか「確実に良くなっている」と感じるかで、練習へのモチベーションが段違いに変わる。

これが自分には合っていた。

**第4クール修了時のスコア変化:**平均87打 → 平均85打(さらに2打改善)


このスクールの「うまいな」と思ったこと

最後にひとつ、苦笑いも込めて書き残しておく。

このスクールには、巧みな仕掛けがあった。

最終回(10回目)のレッスンで、いつもより多く褒められる。

「この4ヶ月でここまで変わりましたね」「アプローチの安定感が全然違います」「次のクールではこのあたりをもっと伸ばせますよ」——テンション高め、褒め多め、そして次回への布石をさりげなく置いてくる。

見事なリピート設計だった。(笑)

なんとなく気づいてはいたが、それでも毎回「もう1クールやろうかな」という気持ちになった。実際、4クール続けたのだから効果は抜群だ。

悪く言えばセールス。良く言えばモチベーション管理。

上達した事実が伴っていたから「うまいな」と思えたのだが、スコアが変わっていなかったら「引き留め戦略だ」と感じていたかもしれない。そこは正直なところだ。


ゴルフスクールを選ぶ際に見るべきポイント

4クールの経験を踏まえて、スクール選びで重要だと感じたことをまとめる。

①「合う・合わない」は技術だけではない

プロの技術的な知識よりも、コミュニケーションスタイルが自分に合うかどうかが長続きの鍵だと実感した。

体験レッスンでは「このプロとラウンド18ホール一緒に歩けるか」を基準に判断するといい。技術は後からわかるが、相性は最初から感じ取れる。

②アプローチ・パター設備があるかどうか

打席だけの練習場より、アプローチ場とパター練習エリアがある施設を選んだほうがいい。スコアを縮める最短ルートは、確実にここにある。

ドライバーの練習は一人でもできる。しかしアプローチの距離感は、専用の場所でプロに見てもらいながら反復しないと磨かれない。

③グループレッスンの場合は「人数と雰囲気」を確認

グループレッスンは、コストパフォーマンスが高い一方で「他の受講生との関係」が発生する。

少人数(4〜6人程度)で、プロが全員に均等に関わってくれる環境かどうかを確認する。人数が多すぎると待ち時間が増え、フィードバックが薄くなる。

④プロを変えることを恐れない

プロを変えることは「裏切り」ではない。

合わないと感じたまま続けることのほうが、お互いのためにならない。スクール側もプロ変更には慣れている。遠慮せず申し出ていい。わたしは2回変えて、最終的に自分に合うプロにたどり着いた。

⑤「最終回の褒め」に乗せられすぎない

これは蛇足かもしれないが——最終回に急に褒められたら、そのスクールはリピート設計が上手い。

乗せられても構わないが、「上達しているから続けたいのか」「褒められて気分が良くなっているだけか」を一度冷静に確認してみるといい。


スクール通いで変わったこと

2年間・4クール通った結果、数字として現れた変化がある。

スクール前スクール後
平均スコア約95打約85打
スコアの振れ幅88〜105打82〜91打
バーディー年1〜2回年10回以上
OB数(1ラウンド)平均2〜3本平均0〜1本
3パット数多い(毎ラウンド5〜6回)減少(2〜3回)

📏 正確な距離把握がスコアを変える。 スクールで「番手の選び方」を習ってから、ピンまでの距離を正確に測ることの大切さを実感。レーザー距離計があれば、戦略的なクラブ選択が毎回できる。

スコアが10打縮まった要因を一言で言うなら、「アプローチの安定がミスを小さくした」

大きなミスが減り、小さなミスで済むようになった。ゴルフはミスのスポーツだ。ミスをゼロにするのではなく、ミスを小さくする——その考え方自体がスクールで身についた。

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まとめ:スクールに行くのが早いほど良い

「スクールはある程度上手くなってから」と思っている人がいれば、それは逆だ。

悪い癖がつく前に、基礎を正しく習うのが最短ルートである。わたしは10年以上の独学で、修正に2年かかった癖を複数抱えていた。早く行っておけば良かったと、今でも思う。

ただ一つだけ言えることがある。

どんなに良いスクール・良いプロでも、**「この人は自分を大切に扱ってくれるか」**という目線を忘れずに。技術を教わる前に、人として尊重されているかを感じ取ること。それだけは、スコアには関係なく、ずっと大事だ。


スクール選びは、プロ選びだ。コース・料金・場所の前に、「この人から習いたいか」で決めていい。


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