50代に入ってから、こんな悩みありませんか?
- どのコースに行ってもスコアが安定しない(丘陵で崩れる、林間で崩れる)
- 「自分のゴルフ」をやっているのに、コースによってスコアが10打違う
- ラウンド前にコースの特徴を調べずに行って、当日「想定と違う」と慌てる
私も52歳の現役サラリーマンとして、長年「どこでも同じゴルフ」をしてきた結果、90台で止まり続けていました。今回は、276ラウンドのデータで気づいた 「コースタイプ別戦略の必要性」 と、丘陵・林間・平坦コース別の 3つの戦略 を共有します。
「どこでも同じゴルフ」をやっていた頃|90台で止まっていた本当の理由
276ラウンドを重ねてきて、ある時気づいたことがあります。
「同じ86打でも、丘陵コースの86と林間コースの86は、中身がまったく違う」
スコアという数字は同じでも、崩れるホール・崩れる理由・必要な対応策は、コースタイプによって驚くほど異なります。
40代後半の頃の私は、これに気づいていませんでした。「自分のゴルフをやればいい」と信じて、どのコースに行っても同じクラブ選択、同じ攻め方、同じリズム。結果、丘陵では番手間違いで崩れ、林間ではOBで崩れ、平坦ではコンディション管理を怠って崩れる⛳。
90台で頭打ちになっていた本当の理由は、技術ではなく 「コースタイプを読まない単一戦略」 にありました。
276ラウンドのスコアカードを並べて気づいたのは、好スコアラウンドはほぼ例外なく「コースタイプに合った戦略」が選べていた という事実。逆に崩れるラウンドの大半は、コースタイプとプレースタイルがミスマッチでした。
本記事では、その学びを3つの戦略として整理します。
276ラウンドで見えたコースタイプ分布|林間が47%・丘陵33%・平坦11%
まず、私のラウンドのコースタイプ別分布を整理します。
| コースタイプ | ラウンド数 | 割合 | 主なコース |
|---|---|---|---|
| 林間コース | 約130本 | 47% | カバヤ・東ノ宮・富士笠間・かさまフォレスト |
| 丘陵コース | 約90本 | 33% | 千代田・希望丘・ノースショア |
| リゾート・平坦 | 約30本 | 11% | サイアムCC・フローラヴィル・バリーシア(タイ) |
| 高原・その他 | 約26本 | 9% | 軽井沢系・北海道系(少数) |
茨城・千葉・栃木を中心にラウンドしているため、林間コースが最多 です。リゾートは主にタイ遠征。
この分布を意識するだけでも、「自分が最も慣れているコース=林間」「逆に経験が少ないコース=平坦」という認識が生まれ、ラウンド前の準備が変わります。
戦略①|丘陵コースは「番手選択」が9割(打ち上げ・打ち下ろし対応)
丘陵コースは、ティーショットの落とし場所で番手選択が大きく変わります。私が特に手を焼いてきたのが 「打ち上げでの距離感」 です。
打ち上げのホールでは、実際の距離より 1〜2番手大きいクラブを選ぶ 必要があります。頭ではわかっているつもりでも、いざティーに立つと「7番でいける」と判断してショートする失敗を繰り返してきました。
実例:2024年3月 千代田カントリー(西中コース)96打
後半の中コースで崩れた原因を振り返ると、打ち上げ・打ち下ろしが続くホールでのクラブ選択のズレが連鎖 して大叩きにつながっていました。
「7番でちょうど」と思って打って、グリーン手前のバンカーに落ちる。次のホールでも同じ判断ミス。これが3〜4ホール続けば、+5〜+8の崩壊につながります。
丘陵コースでの基本戦略:
- 打ち上げは「ぐっと大きめ」のクラブを選ぶ(1〜2番手)
- 打ち下ろしは欲張らない:コントロールショットでフェアウェイキープを優先
- グリーン手前の傾斜を活かして、上りのパットを残す位置に球を運ぶ
50代になってから、この「番手選択」の精度が落ちる傾向があります。視覚的距離感がわずかに鈍るため、データ(ヤード表示)を信じて1番手大きく持つルールが必須です。
戦略②|林間コースは「曲げない」が絶対条件(フェアウェイ命)
林間コースの最大の敵は、OBと木への引っかかり です。フェアウェイの両脇に松や杉が迫っている林間では、横へのミスが大叩きに直結します。
私の記録を見ると、林間コースで大叩き(+3以上)が出たホールの多くは:
- 「左右どちらかの林に入った」
- 「打ち直しが難しい場所に入った」
このどちらかのパターンです。
実例:2023年9月 阿見ゴルフクラブ 97打
前半は5番8打・6番6打・8番5打と荒れました。原因を振り返ると、「右の林を怖がって左に引っ張ってしまう」ミスが連続。
ところが後半INは、14番ダブルボギー以外はすべてパーという驚異の 39打。前半と後半で何が違ったか——後半は 「林を気にせず、ターゲットだけを見て打つ」 と決めたことが奏功しました。
林間コースでの基本戦略:
- 曲げられない場面では迷わず刻む(欲張らない)
- ティーショットはフェアウェイセンターよりも「広い方向」を狙う
- トラブルに入ったら1打損しても確実に出す:「もう1本打てる場所」へ
林間では「飛距離より方向性」が9割。ドライバーよりも3W・UTでフェアウェイキープする勇気が、スコアを直接押し下げます。
戦略③|平坦・リゾートは「コンディション管理」が全て(言い訳が効かない)
タイ遠征で回ったサイアムカントリークラブ・フローラヴィル・バリーシアなどのリゾートコースは、起伏が少なくフェアウェイが広い。
一見やさしそうに見えて、実は 「純粋な距離感と球筋の精度だけが問われる舞台」 です。
言い訳が効かない、とも言えます。丘陵の打ち上げとか、林間の木とか、「外的条件で崩れる余地が少ない分、自分のスウィングの完成度がスコアにそのまま出る」のです。
実例①|2024年3月 サイアムCC(バンコク)85打
後半41打を出せました。条件が整った平坦コースで「自分本来のゴルフ」ができた 結果です。
実例②|同じタイ遠征のフローラヴィル 100打
原因は前夜の反省会(飲みすぎ)。コンディション不良が直接スコアに出るのも平坦コースの恐ろしさ でした。
平坦・リゾートでの基本戦略:
- 前夜の睡眠と飲酒を厳格に管理:コンディションが直接スコアに出る
- 基本に忠実に振る:奇策ではなく標準のスイングを徹底
- 集中力を最後まで保つ仕組み:3ホール区切りで集中をリセット
平坦コースは「逃げ場がない」舞台。だからこそ、コース外の準備(前夜の管理・体調・集中力) が決定的に重要になります。
| コースタイプ | 主な崩れ要因 | 対策の優先事項 |
|---|---|---|
| 丘陵 | 番手選択ミス・傾斜の読み誤り | 打ち上げは大きめ番手・手前から攻める |
| 林間 | 横への大ミス・トラブル連鎖 | フェアウェイキープ優先・刻みを恐れない |
| 平坦・リゾート | 純粋な距離感・コンディション | 体調管理と集中力維持 |
まとめ|52歳サラリーマンがコースタイプ別戦略を切り替える5箇条
276ラウンドのデータと3つの戦略から見えた、「コースタイプ別戦略を切り替える5箇条」をまとめます。
- 「どこでも同じゴルフ」が90台で止まる最大の原因と認識する:戦略を切り替える発想を持つ
- ラウンド予約時にコースタイプを必ず確認する:丘陵か林間か平坦かで準備が変わる
- 丘陵では「打ち上げは1〜2番手大きく」を絶対ルールにする:番手選択ミスがスコアを決める
- 林間では「曲げない」が絶対条件:フェアウェイキープ最優先で3W・UT回避OK
- 平坦は「コンディション管理」が9割:前夜の睡眠と飲酒を厳格に
22年・276ラウンドが私に教えてくれたのは、「スコアは当日の技術より、事前のコースタイプ別準備で半分決まる」 という事実。
コースタイプを知って戦略を変える。それだけで5打くらいは確実に変わります。これは練習量や技術習得を必要としない、「準備の意識」 だけで実現できる改善です。
50代サラリーマンには時間がありません。だからこそ、ラウンド前の 5分のコース調査 が、5打のスコア改善に直結する最高のコスパなのです。
「どこでも同じゴルフをする」のは上達を止める。コースタイプごとに戦略を変える意識が、平均スコアを下げる最短ルートだ。
関連記事
- 飛ばさず曲げない戦略(林間で必須):「飛ばす」より「曲げない」|OBをゼロにするだけでスコアが3打変わる
- 体力管理(平坦コースで決定的):ランチでビール1杯が後半5打を奪う|52歳サラリーマンが276ラウンドで掴んだ、18ホールを最後まで戦うスタミナ管理5つの実践
- 90→85の壁を超える「設計図」の話:90切りはできても85が切れない人へ|52歳サラリーマンが2年間で『設計図』を変えてスコアを9打縮めた話