「最近のAIって、スイングも分析できるらしい」。そんな話を聞いて、半信半疑で試してみました。
後方と正面、2方向から撮ったドライバーの動画をAIに見せて、「どう?」と聞いてみたんです。
正直、AIに何が分かるんだと思っていました。結論から言うと、思った以上に的を射ていて、ちょっと悔しかったです。
まず、褒められた
最初に返ってきたのは良いところでした。アドレスの前傾姿勢がきれい。テークバックでクラブを低く長く引けている。トップが担ぎ込みすぎず、フィニッシュまでバランスよく振り切れている——。
50代で月2ラウンドの身としては、悪い気はしません。特に「フィニッシュで安定して立てているのは、月2ペースとしてはかなり良い」と言われたのは素直に嬉しかった。お世辞でも、データを見て言われると説得力が違います。
そして、図星を突かれた
問題はここから。AIが指摘してきたのは3点でした。
AIからの指摘
- ダウンスイングで右肩がわずかに前に突っ込んでいる
- 切り返しで下半身より先に腕から動き出す「手打ち」の傾向
- アドレスの重心がやや右寄りで、左への踏み込みが弱い
最初の2つは、薄々自分でも感じていたやつでした。特に「手打ち」。疲れてくる後半のホールで、まさにこれが出てスコアを崩している自覚があります。
人に言われると言い訳したくなりますが、AIは表情も読まずに淡々と動画の事実だけを返してくる。逆にそれが効きました。
ただし、3つ目の**「重心が右寄り」だけは、半分当たりで半分外れ**でした。
実はここ、ずっと左に流れるクセを矯正している最中なんです。本来左への踏み込みが弱いのではなく、「左に突っ込まないように、あえて右に残す意識」を持って振っている。AIには「踏み込みが弱い」と見えた動きが、自分にとっては「左流れを止める意図的な修正」だった。
動画の事実だけを淡々と返してくるAIには、こちらの「直そうとしている矯正中の動き」までは読めない。逆にここでAIに見破られなかったということは、矯正がうまく進んでいるサインかもしれません。
気づき:私の「76の壁」の正体
ベストスコアは76。でもそこから先がなかなか縮まらない。
今回の分析で腑に落ちたのは、調子のいい日と悪い日の差が**「切り返しの順番」**で出ているということ。下半身から動けた日は当たりが揃い、腕から振り急いだ日は曲がる。月2ペースだと前回ラウンドの感覚を忘れた状態で次に臨むことになるので、この差がそのままスコアのブレになっていた。
次は「右に残した重心から、左足を踏んでから腕を下ろす」の一点だけ。AIに「手打ち」と指摘された切り返しの順番だけを意識する。
難しいことは考えず、次のラウンドではこれだけ意識してみるつもりです。
AIスイング分析、やってみた感想
完璧ではありません。痛みや故障の話は「専門家に聞いて」と線を引いてくるし、後方からだと角度の錯覚もある。2方向撮らないと精度は出ません。
でも、自分のスイングを言葉にして客観視するきっかけとしては、十分すぎるくらい役に立ちました。レッスンに毎週通う時間のない月2ペースのゴルファーにこそ、相性がいいかもしれません。
そして今回いちばん大きかったのは、「AIに見破られなかった矯正中の動き」を確認できたこと。直そうとしている動きが進んでいるかどうかを、第三者の客観目線でチェックする装置として、AIスイング分析は意外と使える。
スマホに眠っているスイング動画、一度AIに見せてみてはいかがでしょうか。図星を突かれて、ちょっと悔しくなるはずです。
※ 本記事はAIによるスイング分析を体験した個人の感想です。痛みや違和感を伴う動作については自己判断せず、専門のトレーナーや医療機関にご相談ください。